CentOS7がリリースされました。6の時に比べ早かったですね。
というわけで、何が変わったのかリリースノート読んでみませう。
リリースノート
大きく変わったところ
- カーネルのバージョンが3.10.0になりました。3系にアップデートされたのです。
- 「Linux Containers(LXC)」をサポートしました。正式にDockerつかえるようになったわけです。
- 「Open VMware Tools」と「3D graphics drivers」が利用可能に。
- 「OpenJDK-7」がデフォルトになりました。Fedoraを見る感じ8も入れられるんじゃないかとおもいます。
- 6.5からのアップグレード対応。
- LVMのスナップショットがext4とXFSで利用できる
- サービス制御が「systemd」ファイアウォールが「firewalld」ブートローダが「GRUB2」に変更
- XFSがデフォルトのファイルシステムに
- 「iSCSI」と「FCoE」がカーネル空間に
- 「PTPv2」をサポート
- 40Gのイーサネットカードをサポート
- 互換性があるハードでの「UEFI Secure Boot mode」をサポート
と、いっぱい変更されています。
気をつけたいところ
利用する側として気をつけておきたいのは、「systemd」と「firewalld」ですね。
serviceコマンドでもアライアス設定されているかと思いますが、できれば「systemd」に慣れていきたいところ。
「firewalld」は今までiptablesで設定していたものが変更になるので、セキュリティの観点から言ってもきっちり抑えておきたいところになります。おそらくiptablesでのファイアウォールの設定もできるんでしょうけど。
6.5からのアップグレードに対応してくれるのは非常にありがたいですが、変更している部分がかなりあるので気軽にアップグレードしてしまうと痛い目を見るだろうと思います。
バックアップとテストは行いましょう。
32bitでの対応は無いようです。32bitで利用している人はアップグレードできないので注意。
まとめ
VPSやクラウドで利用している人は64bitOSを使っていると思うので、アップグレード可能です。きっちりテストした後に本番環境を移行しましょう。
ここにあげた以外にも変更されている部分はたくさんあります。(MySQL→MariaDB になっていると思う)
CoreOSという手もありますが、DockerをCentOSでも利用可能になる(6.5から使えるけどね)ので、そろそろしっかり勉強しようかなと思います。
これから人柱さんたちによるいろんな情報が出てくると思いますので、それを確認しつつ移行作業を進めるといいと思いますよ。
では。 ヾ(・д・。)マタネー♪
さて、人柱になるための環境をどこかに作らねば…