「◯◯におすすめのサーバって何?」の質問への答え

これ、よく聞かれます。
CMSの勉強会に参加することが多いので、「WordPressにおすすめのサーバは?」とか「concrete5におすすめのサーバは?」とか。。

聞いた人がどこまでの答えを期待しているのかわかりませんが、まとめておこうかと思います。

目次

そもそも作るサイトによってサーバは変わる

CMSの単位でおすすめのサーバを聞かれても、「何を作りたいのか」「サイトをどう発展させるのか」「どのくらいの人が見に来る見込みなのか」などによって、利用すべきサーバは変わります。しかも、管理する人の技術レベルや管理にかけることができる工数によっても変わってきます。

この時点で、何にでも使えてなんにも考える必要のないサーバは無いということがわかるかと思います。ただ、こういった趣旨のことを答えると「それがわからないから聞いているのに」と言ってくる人がいます。それはこちらも理解しているんですが、判断材料がない状態で、無責任にこれがいいですよとはお勧めしてはいけないのがサーバなのです。はい。

よくある事例

相談されるサイトのよくある事例をいくつか。

ECサイト

ECサイトをWordPressで構築したいという人も多いのです。「Welcart」や「WooCommerce」などプラグインで実装できるので、もちろん可能です。
しかし、これをワンコインのレンタルサーバに入れて動かそうとする人の多いこと多いこと。しかも共有SSLで。はっきり言ってこれは愚の骨頂です。

確かに動くかもしれません。ですがそれは「動くだけ」です。
セキュリティは保たれているとは言い難いですし、同時に何人ものお客さんが決済処理をしたらどうなるでしょう。エラーで処理が止まり、「商品が購入できない」とか「購入したはずなのに届かない」とか、ECサイトにおける致命的な失態をおかすことになります。

個人的にはECサイトの場合、独自のSSLを利用することを前提として、拡張性の高いサーバを選ぶべきかなと思います。さくらのクラウドやAWSやGCPなどですね。ただ、これらは利用するのにもある程度の知識が必要になるので、そこはプロに任せるか猛勉強してください。

そこにお金をかけられないのであれば、カートのASPを利用してサイトを構築したほうがいいです。この場合、ASPのサービスが終わってしまったら移転作業をしなければならないことや商品のデ➖タ管理とサイトのコンテンツ管理が別れることになるので、運用との相談という事にはなりますが。

コーポレートサイト

これが一番多いです。

ただ作るだけの何の意味があるのかわからないようなサイトであれば、企業の信用度的にどうなのよという問題は残りますがワンコインのレンタルサーバでもいいかもしれません。
初期費用もランニングコストもとにかく抑えたいというのであれば、WixやWeeblyのようなサービスを利用すればいいんじゃないかなと思います。自由度はなくなりますが、しっかり運用していければ十分に価値のあるサイトを作ることはできます。

きっちりWebサイトも活用していきたいと考えているのであれば、「企業の規模」「予定訪問数」などで振り分けて考えられます。

新規立ち上げの会社で、まだそれほど訪問数も期待できないがサイトも活用して伸ばしていきたいと考えている場合、私はCPIを薦めます。各種CMSにも対応していますし制作に便利な機能も備えています。コストパフォーマンスは非常に高いと思いますよ。CPIを利用しておけば、特別な機能が無い中小規模のサイトであればまかなえてしまえると思います。

すでに稼働していて訪問数も結構あるという場合は、VPSやクラウドへの移行を薦めます。コーポレートサイトの場合、何もしていないのに急激にアクセスがアップするということはほとんどありません。
サイトの信頼性を高める独自SSLの利用や、Nginxへの対応、ランニングコストを考慮するとVPSかなーとは思いますが。

Webサービス

コーポレートサイトから派生してWebサービスを立ち上げたいということもあります。
この場合、共有レンタルサーバでの運用は諦めてください。サーバ運用の知識がある人をサービスのプロジェクト内に入れましょう。

知識がある人がいる前提で、クラウドを利用するのがいいかと思います。クラウドであれば多少コストはかかるもののスモールスタートも可能ですし、拡張性もあるのでサービスが伸びてきても対応可能です。必要になってくれば専用サーバとの連携をさせることも可能なので、サイトの成長に応じて非常に柔軟に対応していくことができます。

メディアサイトも同様な考え方でいかなと思います。

まとめ

とりあえず動けばいいみたいな考え方は滅んでください。そして、少しでも安くしようとしないでください。価格にはそれなりの理由があるんです。
セキュリティの確保をどうするのか、PHPやMySQLのアップデート対応はどうするのか、CMSのアップデートもどうするのか、どのくらいの処理を捌かなければならないのか、などなど考えなくてはならないことは山ほどあります。

確かにサーバの部分は、一般の人には「何をしているかわからない」「何が違うのかわからない」「わからないからとりあえず安いのでいい」という感じなのでしょう。わからないものにお金を払うのは難しいものです。
この部分に関しては詳しい人がしっかりと説明をして、理解していただくのが大切ですね。肝に銘じたいと思います。

Web制作を生業としている事業者でもサーバに関する知識が乏しいところはたくさんあります。知識がないことが悪いわけではありません。わからないなら相談する信頼できる人を見つけてください。
とりあえず、わからないから適当に安いところで作っておくみたいなことをするのだけは絶対にやめていただきたい。

初心者向けに勉強会も開催されていたりします。参加してみると、新しい知識を得ることができるかもしれませんし詳しい人とも知りあうことができると思うので、ぜひ参加してみましょう。

CMSに関しての考え方は下記リンクが参考になりますよ。
WordPressを巡る理想と現実、あるいは誤解 | notnil creation weblog

それでは。 ヾ(・д・。)マタネー♪

おーいホスティングクラウドまだかー?という声が遠くに聞こえる気がするー。

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この記事を書いた人

主にWordPressでの開発やサーバーの構築や管理なんかをやっているWordPressのプロ・専門家。
静岡 WordPress Meetup 共同オーガナイザーなどWordPressコミュニティにも参加中。

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