PHP7リリースしましたね。
いろんなPHP製のシステムが対応を急がれているかと思います。concrete5もPHP7に対応したとのことなので、動かしてみようと思い立ちました。
ただ、環境構築している時間がない!なんかいい方法ないかなと考えていた矢先、KUSANAGIがPHP7に対応したとのニュースが。
これは使えるんではないかと。
というわけで、さくらのクラウドのKUSANAGIを利用して、concrete5を動かしてみるテストを行ってみました。
利用したのは
- さくらのクラウド 1core 1GB
- KUSANAGI ( Nginx PHP7 MariaDB )
- concrete5 ver5.7.5.4 beta ( 公式githubからビルド )
サーバを立てる
まずは、おもむろにさくらのクラウドのKUSANAGIを利用してサーバを立てます。
方法はこちらの公式ドキュメントを参考に(KUSANAGI FOR さくらのクラウド)
初期設定
これも公式ドキュメントを参考に(KUSANAGIの初期設定)
PHP7を利用したいので切り替えもします。php.iniでshort_open_tag=Onに変更するのも忘れずに。
kusanagi php7
データベースを作る
concrete5インストール用のMySQLのデータベースを作ります。
このデータベース用にユーザも作って権限付与したほうがいいかなとおもうけど、やり方は調べてね。
concrete5をダウンロード&ビルド
concrete5の公式githubからクローンしてきてビルドします。
/home/kusanagi/
に、クローンしてくるといいかも。
あとは、公式にある手順でビルドしていきます。(concrete5公式github)
Composerやnpmを使うので注意。あと、ファイルの権限も変えておきましょう。
Webサーバの設定
Nginxのコンフィグを変更します。コンフィグの書き方はいつぞやの記事を参考に(Nginxの設定例)
conf.dの中のファイルを書き換えるなり、決して新しいの作るなりすればいいかと思います。
設定変えたらNginxのリロード忘れずに。
concrete5のインストール
ドメインをあてるか、IPでアクセスするかして、concrete5のインストール画面まで行けば、あとはいつもの通りにインストールすればOK。
ここで一個つまづいたのが、データベースのアクセス。
concrete5の日本フォーラムに解決方法があったのでそれで解決(SQLSTATE[HY000] [2002] No such file or directoryが出たとき)
PDOのバグらしいですねー。ここにあるようにlocalhostではなく127.0.0.1で指定すればいけました。
完了
これでconcrete5がPHP7で使えるようになったかと思います。とはいえ、テスト全然してないので人柱求むというところです。
concrete5もベータ版ですし、利用する際は自己責任でお願いしますねー。
あと、日本語化したい場合は、applicationディレクトリ以下に、stableのパッケージに入っているlanguageディレクトリをアップしてあげれば、ほぼ日本語化されます。
まとめ
concrete5もPHP7で動かすことができるよ。
KUSANAGIを一発環境構築スクリプトとして利用することもできるよ。
この記事はconcrete5 Japan Advent Calendar 2015の12月21日の記事です。ほかにもconcrete5のことがいっぱい書かれているので、興味のあるかたは是非読んでみてくださいねー。
では。よいおとしをー。ヾ(・д・。)マタネー♪