「WordPressの教科書2」に一通り目を通したのでレビューを。

「WordPressの教科書2」にやっと目を通したので、いまさらですがレビューを書きたいと思います。

前作同様プライム・ストラテジーさんの著作です。正式には「本格ビジネスサイトを作りながら学ぶ WordPressの教科書2」です。
前作はPC向けのサイトのみでしたが、今作はスマートフォン向けのサイトも作成できるように作られています。

スマートフォン向けのサイトは需要が有りますから当然の流れですね。
スマートフォンへの対応方法も、デバイスでテーマを切り替える方法とレスポンシブデザインでの対応のどちらも紹介されています。

WordPressではどちらでも対応しやすいので、お好みの方を選ぶといいかもしれません。

どんな人に向いている本か

前作のレビューにも書きましたが、この本も同様にHTML/CSSがある程度扱える人向けになっています。
特に、

  • WordPressでサイトを作って欲しいという案件を頼まれたけど触ったこと無いよというWEB制作会社さん
  • HTML/CSSの勉強はしたけど、もっと柔軟に対応したいというクリエイターの人
  • HTML/CSSがちょっとわかるという理由で会社のサイトを作らなければならなくなってしまった担当さん
  • WordPressは使っているけど、もう一歩レベルアップしたい人

こんな人におすすめの本になっています。

あと教科書と銘打っている通りWEBのスクールでWordPressを教えるときにも使えそうな感じです。

何ができるのか

本のタイトル通り本格的なビジネスサイトが作成できます。
サンプルデータも用意されているので、WordPressの初心者の人でもとりかかりやすくなっていると思います。

カスタム投稿タイプをつかったり、セキュリティ対策だったり、パフォーマンス向上だったり、WordPressを使い始めて壁になりそうな部分へのフォローもされています。

前述の通り、デバイス切り替えによるスマートフォン対応やレスポンシブデザインに関しても対応されているので、確かにこの一冊あれば本格的なスマートフォン対応のビジネスサイトが作れるようになっています。

業務で使うための開発環境の設定やバックアップについても紹介されているので、これから始めたいという人にも参考になるかと思います。

何ができないのか

この本は非常に実践的に作られているので、WordPressがどういう構造で処理をしているとか体現的なことはわかりません。
ですので、まず知識から入ろうという人にはあんまりおすすめできないですね。

PHPのプログラムについてもさらっと流してあるので、PHPやWordPressのテンプレートタグを勉強したい人も対象外だと思います。
もちろんHTML/CSSはある程度わかっていること前提なので、この本で勉強をするのは難しいでしょう。

感想

個人的な感想を言うと、知識から入っても使わないと身につかないので、こういう実践的な方が初心者には向いているのかなと思います。中身は非常に丁寧に書かれているなぁという印象ですね。自分がWordPressを勉強しはじめの時にこの本があったらもっと楽だったろうにと思ってしまう内容になってます。

あくまでこの本はファーストステップだと思うのがいいかなと。この本をきっかけにテーマのカスタマイズや機能追加を勉強していくことでWordPressをより便利により有効に使えるようになっていけるのだと思います。

あと、本読んで勉強もいいですがWordPressの一番の売りはコミュニティなんで、各地のWordBenchや勉強会なんかにも足を運んでみると世界が広がると思いますよ。もしかしたらそこにはこの本に携わってる人がいるかもしれません。

最後に。
この本はWordPressを利用している人・これから利用する人にとって買いだと思います。

あ、個人的な感想です。ステマでもなんでもないですよ。迷ってる人の参考になれば。
では ヾ(・д・。)マタネー♪

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この記事を書いた人

主にWordPressでの開発やサーバーの構築や管理なんかをやっているWordPressのプロ・専門家。
静岡 WordPress Meetup 共同オーガナイザーなどWordPressコミュニティにも参加中。

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