WordPressが3.7にアップグレードされたので、変更箇所とアップグレードの時の注意事項をまとめてみた。

WordPressがバージョン3.7のアップグレードがリリースされました。
3.6から2ヶ月くらい?でのリリースとなります。

見た目では大きな変更はありませんが、中はきっちりアップグレードされてます。
というわけで、アップグレードの時に注意しなければならないことと、3.7での変更箇所をまとめてみました。

目次

アップグレードの時に注意すること

アップグレード時は問題が起こりやすく、フォーラムが大変なことになることもあるようです。フォーラムで質問する前に落ち着いて下記リンク先を読んでください。
3.7 アップグレードに伴う既知の問題とその解決方法

WordPressは様々な環境で利用されています。エラーの原因も人それぞれ。エラーが出ても落ち着いて状況を把握し、まずは同じ状況に陥っている人がいないか、解決方法はないか探してみましょう。

さて、このような状況に陥らないようにするためにアップグレードの際にやっておいてほしいことが幾つかあります。
公式ドキュメントにも挙げられています(下記リンク)。
公式ドキュメントアップグレード

1.データベースとファイルのバックアップを取っておく。

WordPressのサイトはデータベースとテーマ・プラグインのファイルで構成されています。それぞれバックアップを取っておくことで、もし不具合が生じた時でももとに戻すことが容易になります。

下記に挙げたような方法を使えばバックアップは可能ですが、めんどくさいという人は「VaultPress」というサービスを利用しましょう。月額5ドルで定期自動バックアップやデータのリストアを行うことができるようになります。

VaultPressに関しては下記リンクを参考にしてみてください。
たった珈琲一杯の金額で、WordPressのデータを毎日自動バックアップ。VaultPressを試してみたよ。

データベース

データベースのバックアップは多くのレンタルサーバで利用できるphpMyAdminを利用するのが便利です。
phpMyAdminのエクスポート機能を使いましょう。WordPressで利用しているテーブルを選択してエクスポートを実行です。詳しくは調べてね~。

プラグインでデータベースの自動バックアップを行ってくれるものもあります。忘れがちな人は利用してみるのもいいでしょう。

ファイル

利用しているテーマ・画像とプラグインのファイルをFTPやレンタルサーバのコントロールパネルのファイルマネージャなどから、ダウンロードしておきましょう。

ダウンロードするフォルダは「wp-content」内の「themes」「plugins」「uploads」です。不安な場合は「wp-content」フォルダごとダウンロードしておいてもいいかもしれません。

2.すべてのプラグインの使用を停止する。

アップグレード前にかならずすべてのプラグインを停止しましょう。思わぬエラーが発生し、アップグレード作業が止まってしまったり真っ白な画面から抜け出せなくなってしまうことがあります。

これを怠って困る人が多いです。どのプラグインで問題が出るかはわからないので、例外なく停止してください。

3.アップグレードを実行する

ここまで行ってからアップデートを実行します。環境によっては時間がかかるかもしれません。
アップグレード完了後、必要なプラグインを有効化しましょう。

3.7での変更点

では、今回のバージョン3.7ではどこが変わったのでしょう。見た目では変わったようには見えませんが、便利な機能や改善がなされています。
公式ドキュメント Version 3.7

自動アップデート

WordPressの自動アップデート機能が追加され、デフォルトでOnになっています。このアップデートというのは3.7→3.7.1のようなマイナーアップデートのことで、3.7→3.8のようなメジャーアップデートには対応していませんので、気をつけてください。

また、プラグインやテーマのアップデートにも対応していません。
自動アップデート機能をOffにする方法は下記サイトを参考にしてください。
WordPress3.7で導入された自動バックグラウンドアップデートを止める方法【修正あり】

リンク先でもおっしゃっていますが、やんごとなき事情がない限り自動アップデートは停止しないほうが懸命です。野良テーマやプラグインだと場合によっては真っ白画面に突入するかもしれませんが、公式のものを利用していれば問題は起こらないであろうと思います。

問題が起こったとしても、公式のものであれば対応がしやすく問題解決も速いでしょう。

より強力なパスワードメーター

パスワードの判定は以前のバージョンからもありましたが、その判定が強力になったようです。
WordPressを守るためにはより強固なパスワードが必要になってきます。設定する際にパスワードの強度を判定してくれ、狙われやすいものや安易に突破できそうなものを設定時に判別できます。

検索の改善

WordPressのサイト内検索が改善され、より関係のあるものを抽出してくれるようになったようです。

各種バグの解消や開発者向け関数・機能の追加・改修

もちろん、いままで報告されていたバグの解消や、開発者向けの変更もなされています。
テーマやプラグインの開発に利用できる関数やアクション・フィルタの変更・追加が行われているので、WordPressを扱っているWEB制作の企業や技術屋さんは、変更点の確認をしておくことをおすすめします。

個人的にはポータルサイトを作るのに使えそうな「wp_get_sites()」が気になるところです。(゜_゜)

まとめ

WordPressのアップグレードはサイトをを守る上で非常に重要です。今回上げた手順を守って必ず行うように心がけましょう。

バージョンが上がってないWordPressのサイトを見ると悲しくなります。(´;ω;`) oO(このサイトで問題が起こったらWordPressのせいにされてしまうんだろうなー)

アップグレードをきっちり行い、楽しいWordPressライフを~
では ヾ(・д・。)マタネー♪

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この記事を書いた人

主にWordPressでの開発やサーバーの構築や管理なんかをやっているWordPressのプロ・専門家。
静岡 WordPress Meetup 共同オーガナイザーなどWordPressコミュニティにも参加中。

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